ゴールデンレトリバーは本当に素晴らしい相棒ですが、多くの飼い主様が心配されるのが「腫瘍(ガン)」のリスクと、それに伴う「寿命」の問題です。ROKKO BASE K9では全ての親犬に遺伝子検査を徹底し、犬種特有の遺伝性疾患を回避していますが、ガンの発生は特定の遺伝子マーカーをチェックするだけでは完全に防ぐことができません。そこで、私たちが最も重要視しているのが「遺伝子の多様性」の確保です。近親交配が進むと免疫力が弱まりがちですが、遺伝子のバリエーションを増やすことで、病気に負けない本来の強さを引き出すことを目指しています。

(左アメリカン:Melissa 右ヨーロピアン:Buddy)
そのために弊舎が実践しているのが、全く異なる「遺伝子プール」を持つ親犬同士の組み合わせによる交配です。現在、日本国内や北米で主流となっている華やかな「アメリカン血統」(ゴールド被毛のいわゆるアメリカンゴールデン)の母犬4頭に加え、遠くポーランドから輸入した「ヨーロピアン血統」(クリーム被毛のいわゆるイングリッシュゴールデン)の父犬1頭と母犬2頭を飼養しています。さらに、このヨーロピアンゴールデン自体も、ウクライナやベラルーシ、ロシアといったそれぞれ異なる東欧の強健な犬舎の流れを汲んでおり、アメリカンタイプのゴールデンも日本国内の遠く離れた犬舎にルーツをもつ血統で、全ての親犬たちは遺伝的な背景が大きく異なります。

(ポーランドの街並みとヨーロピアンタイプのBuddy)
弊舎では2024年より「ハイブリッド血統」と呼ぶ、生まれ育った地域も環境も異なるこの二つの血統の掛け合わせによるゴールデンの作出にも取り組んでいます。また2026年2月には、犬舎初となるヨーロピアン血統同士の掛け合わせによる「ピュア・ヨーロピアン血統」のパピー誕生を予定しております。私たちは2019年にゴールデンレトリバー専門犬舎となって以来、弊舎では約130頭のパピーを輩出してきました。これまでのところ遺伝性疾患を発症したり、幼齢期から若年期、青年期、壮年期に至るまで癌を患ったり、その他の慢性疾患で亡くなった子*はおりません。引退した4頭の親犬は来年8歳~10歳になり老年期の真っただ中になりますが、全員が健康に第二の犬生を謳歌しております。

(初代ハイブリッド(Buddy×Ange)パピーたち、生後6ヶ月)
私たちは、遺伝的に豊かで活力あるゴールデンレトリバーの血統継承を目指しています。アメリカンとヨーロピアン、ハイブリッドとそれぞれの良さを兼ね備えつつ、遺伝的な行き詰まりを回避するこの取り組みは、愛犬たちが1日でも長く健康に家族と過ごせる未来を作るための、ブリーダーとしての私たちの責務と考えています。
*弊舎出身犬の既往歴:先天性心疾患1頭(現在2歳で健在)、5歳時に急性心不全で残念ながら亡くなった子が1頭
